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1970年代にジャワ島中部の内陸部（バニュマス）で作られた、バティックです。

ジャワ人は、バティックに願いや意味を込めて作ります。

ブドウの蔓のようなのモチーフは、「ルン・ルンガン（熱帯の花）」という意味で、それを身に着ける人が豊かな社会生活を送ることを願う意味を持つと信じられています。
鳥のモチーフは、「チェンドラワシ（楽園の鳥）」という意味で、人間に繁栄をもたらす神/女神の使者を指すことが多いです。

バニュマの古いバティックの特徴の一つは、白のベースカラーと、自然、動植物からインスピレーションを得た自由なモチーフやデザインです。ろうけつ染めでベースカラーを残して染めるには、蝋を塗る作業が長くなり手間がかかります。

所々にろうけつ染めの作業で落ちた蝋の痕があります。保存状態は非常に良く、色落ちもほとんどありません。


年代: 1970 - 1980
原産地: バニュマス - 中部ジャワ
技法: トゥリス（斜めとワックスによる手描き）
染料: 合成染料（ワックス防染）
デザイン: ブケタン

サイズ：約100x240cm

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